アディダスのアディオスプロ EVO2(エヴォ2)は、2025年5月30日より限定発売された、アディダスのトップモデルです。
価格は本体75,000円、税込82,500円と、前作アディオスプロ EVO1から据え置きとはなりましたが、超高級モデルです。
耐久性はフルマラソン1回分と言われているほどコスパは悪いモデルですが、私は10月の限定モデルを抽選で購入できたので、そのスペックや特徴をレビューいたします。
アディオスプロ EVO2(エヴォ2) 重さ

26.5cmでわずか134gと驚異の軽さです。

なお、こちらはアディオスプロ4で、26cmにして186gと十分軽いですが、EVO2とは50gほども違います。
アディオスプロ EVO2(エヴォ2)アッパー

アッパーは当然ながら極薄です。

靴下が完全に透けて見える薄さです。

この点は前作EVO1も同じです。(見た目そっくりですが、こちら↑の画像はEVO1です)
アディオスプロ EVO2(エヴォ2)ミッドソール

ミッドソールはライトストライクプロEVOです。
これはアディオスプロ4のライトストライクプロと比べると、やや硬めです。
ミッドソールの厚さはかかと部で39mm、前足部で36mmの3mmドロップです。
前作のEVO1より前足部が3mmも増しました。
39mmのレーシングシューズは珍しくないですが、前足部が36mmもあり、ドロップが3mmしかないレーシングシューズは珍しいです。
また、5本のカーボンバー「エナジーロッド2.0」が前作と同じくフルレングスで入っています。

こちらはEVO1ですが、今作EVO2のミッドソールの方が柔らかく感じます。
アディオスプロ EVO2(エヴォ2)アウトソール

アウトソールも前作から変更されました。
前作EVO1では滑るという声もあったためか、前足部はしっかりグリップしてくれそうなラバーになりました。

こちらは前作ですが、見た目もツルツルに見えるラバーでした。
アディオスプロ EVO2(エヴォ2)走行感

前作のEVO1と比べると、足入れした感じがだいぶ柔らかく感じます。
EVO1は軽さはよくわかりますが、同時に硬さも感じ、一般人の走力ではフルマラソンはとても走れないと一瞬で感じられるシューズでした。
実際、EVO1は東京マラソン2025のエキスポで試着しただけですが、もし使うならハーフまでだと思っていました。
同じ感覚でEVO2を履きましたが、こちらは全く違う感覚がありました。
ミッドソールのLightstrike PRO EVO(ライトストライクプロ エボ)は非常に柔らかく感じるのに、沈み込む感覚がなく、左右のブレもなく安定感まであります。
濡れた路面は走っていませんが、トラックでもしっかりグリップするし反発性もあります。
着地音もほとんどせず、静かに着地してグリップし、しっかり反発してくれます。

当然耐久性には不安が残りますが、20km程度走ってアウトソールはこんな感じで、ミッドソールのヘタレも感じられないので、100kmくらいはいけるかな?と感じています。
かかと部分にはラバーがないため、かかと着地のランナーには向いていませんが、前足部から中足部着地で走れるのであれば、勝負シューズとして悪いところは見当たりません。
これだけの反発性と安定性を併せ持ったシューズは類を見ません。
なお、アディオスプロ4と比較すると、柔らかさだけはアディオスプロ4の方が上です。
アディオスプロ EVO2(エヴォ2)レビュー まとめ

アディオスプロ EVO2のスペックと特徴のまとめです。
・重さ:26.5cm134g
・ソールの厚さ:39mm(ヒール39mm/前足部36mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO EVO(ライトストライクプロ エボ)+EnergyRods 2.0(エナジーロッド2.0)
・非常に高い反発性がありながら安定性も抜群に高い
・見た目と違いグリップも良い
・かかと着地でなければエリートランナーでなくても使えそう
公式サイトアディダス オンラインショップにて抽選販売された際に購入しないと手に入らないかもしれません。
その他のアディゼロシリーズに関しては、「アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事でまとめてますのでよろしければ参照してください。










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