アシックスのノヴァブラスト2は、「トランポリンから着想を得た、まるでバネが入っているような走行感。」というコンセプトのクッション系人気シューズです。
シリーズ2作目となる今作を、前作との違いを中心にスペックや特徴を説明いたします。
ノヴァブラスト2 重さ
ASICS公式
27cmで280gです。
前作は261gだったので、重くなりました。
ノヴァブラスト2 アッパー
ASICS公式
アッパーはエンジニアードメッシュです。
前作のモノフィラメントメッシュから変更されました。
少し厚くなってフィット感は向上した感じがします。
ノヴァブラスト2 ミッドソール
ASICS公式
ミッドソールはフライトフォームブラストです。
アシックスのランニングシューズには、フライトフォームやフライトフォームプロペルが使われることが多いですが、フライトフォームブラストはそれらより反発性の高い素材です。
その分、重量はありますが柔らかさや反発性は高く、ノヴァブラストと同じ「ブラストビヨンドシリーズ」である「ダイナブラスト」「ロードブラスト」「ヴァーサブラスト」には基本使用されているミッドソール素材です。
逆にブラストビヨンドシリーズにはいずれもゲルが使われておりません。
しかし、ゲルはなくても十分なクッション性と反発性のあるシューズです。
また、前作は柔らかい分、かかと着地すると若干の不安定感がありましたが、ノヴァブラスト2はかかとがせり出し気味になり、安定感を増しました。
厚さは前足部が22mmの後足部が30mmで、前作より前足部が2mm厚くなりました。
後足部は変わってないものの、厚くなったように感じます。
ノヴァブラスト2 アウトソール
ASICS公式
前作から少し仕様は変わりましたが、基本的な設計は変更ありません。
前足部の真ん中に浮島のようにあるラバー部分が特徴的です。
この部分がへこむことで、トランポリンのような反発性をサポートしています。
ノヴァブラスト2 走行感
ASICS公式
想像している以上に反発を返してくれるシューズです。
しかし、カーボン入りの厚底シューズとは異なり、硬さがないため、反発が返ってくるまでにやや時間を要することやシューズの重量があることもあって、そこまでスピードを上げて走れるシューズではありません。
そのため、少し速めのジョグで使うのが最適ですが、一定スピードで力を使わずに持続して走ることにも適しているため、ペース走・テンポ走にも向いています。
インターバル走やレペティションなどのスピードの強弱の差が激しいトレーニングには向いていません。
まとめ
ASICS公式
ノヴァブラスト2のスペックのまとめです。
・重さ:27cm 280g
・ミッドソール:フライトフォームブラスト
・厚さ:前足部22mm 後足部30mm
ノヴァブラスト2の特徴のまとめです。
・クッション性も反発性も高い
・スピードはそこまで上げられないが、一定のスピードの持続がしやすい
・後足部は柔らかいものの、安定感がある
前作より重くはなったものの、進化している点が多いので2の方がおすすめです。
前作は安定感に欠けるという意見も散見されたシューズですが、2はだいぶ安定感が上がりました。
それでももっと安定性やサポート性を重視したい初心者の方にはゲルカヤノ28がおすすめです。
その他のアシックスのランニングシューズについては「アシックス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。