![[まとめ編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!](https://sub-3-running.com/wp-content/uploads/2020/10/BA4D5F8A-3720-4E34-822F-0BDBC7A373BB.jpeg)
様々なランニングシューズで1,000mTTを行うことでシューズの性能を比較していくシリーズのまとめ記事です。
当然、その時の気象コンディションや自身のコンディションによっても差がありますが、なるべく近い条件になるよう計測時は以下の条件を設定しています。
・雨が降っていないこと(晴れorくもり)
・400mトラックで実施
・一人で行う
・前日は走らない
・午前中に実施
これまでに実施したシューズは以下の12足です。
1.ナイキ ズームヴェイパーフライ4%フライニット
2.ナイキ ズームXヴェイパーフライ ネクスト%
3.ナイキ エアズームアルファフライ ネクスト%
4.ナイキ エアズームテンポ ネクスト%
5.ナイキ エアズームペガサス37
6.ナイキ ズームライバルフライ2
7.ナイキ ズームフライ3
8.ナイキ エアズームストリーク7
9.ナイキ エアズームストリークLT4
10.ナイキ エアズームボメロ15
11.ナイキ ズームXインヴィンシブルラン
12.リアクトインフィニティランフライニット2
実験順に並べましたが、以下速かった順に記載いたします。
なお、新しく実験する度にこのページに結果を追記してまいります。
第1位:ナイキ エアズームアルファフライ ネクスト%

2分55秒9で1位です。
このタイムトライアルがこのシューズを初めて履いた日ですが、その後のレースでは2分48秒台を出しており、もう一度TTをやれば、これ以上のタイムを出せそうです。
[アルファフライネクスト%編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!
第2位:ナイキ エアズームテンポ ネクスト%

ヴェイパーフライ4%とネクスト%を抑えての2位です。
前足部のズームエアポッドの反発感がかなり感じられます。
アルファフライの練習用と思って購入しましたが、想像以上の機能性でした。
[ズームテンポネクスト%編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!
第3位:ナイキ ズームヴェイパーフライ4%フライニット

第3位はヴェイパーフライ4%フライニットです。
ヴェイパーフライはネクスト%より4%の方が個人的に好みなので、結果でそれを証明しました。
このタイムトライアルを行った時にはすでに160kmと言われるこのシューズの寿命を大きく超える500kmくらいの走行距離だったので、新品で行ったらもっとタイムは出せたかもしれません。
[ヴェイパーフライ4%編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!
第4位:ナイキ ズームXヴェイパーフライ ネクスト%

第4位は2分58秒4でヴェイパーフライネクスト%です。
自分にとってはシューズの感覚としても上位3足の下という印象だったので順当な結果だと思っていますが、多くの人にとってはアルファフライが発売された今でもエース級シューズなのではないかと思います。
[ヴェイパーフライネクスト%編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!
第5位:ナイキ エアズームペガサス37

第5位は3分0秒1でペガサス37です。
前足部に倍増されたズームエアにより、確かに反発感はあるかもしませんが、やはり重量があるからかピッチをあまり回せないという印象です。
重量感はズームテンポも似たようなものですが、ズームテンポのズームエアポッドの方が反発感が強く重量を感じさせません。
[ズームペガサス37編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!
第6位:ナイキ エアズームストリーク7

第6位はエアズームストリーク7です。
反発性は厚底シューズより低いですが、軽くてピッチを維持しやすいシューズです。
そのため、1,000mより長い距離でスピードを出したい時の方が向いています。
[ズームストリーク7編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!
第7位:ナイキ ズームフライ3

第7位はズームフライ3です。
重さは同じくらいのペガサス37より、カーボンプレート入りシューズとして上に行くと思いましたが、負けてしまいました。
ズームフライ3はトラックよりもロードの方が向いているという印象です。
[ズームフライ3編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!
第8位:ナイキ エアズームボメロ15

第8位はズームボメロ15です。
ズームボメロシリーズはもともとスピードを出して走るためのシューズではありませんが、15にはズームXが搭載されたこともあり、そこそこスピードを出しやすいシューズになりました。
しかし、重さもあり、反発性よりクッション性があることもあり、やはり中上級者がスピードを上げて走る用途には向いていません。
[ズームボメロ15編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!
第9位:ナイキ ズームライバルフライ2

第9位はズームライバルフライ2です。
TTを実施するまではペガサス37と同じくらいかなと思っていましたが、倍増ズームエアという特徴を持っているペガサス37よりタイムを出すのは難しいと思いました。
ライバルフライ2は重量もわりと軽いですが、それ以外にあまり特徴もないシューズです。
[ライバルフライ2編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!
第10位:ナイキ エアズームストリークLT4

第10位はエアズームストリークLT4です。
このシューズは26.5cmで140gというナイキ最軽量のシューズであり、もっと上位に入ると思いましたが全くダメでした。
軽量であるためピッチは回しやすいというメリットはありますが、その分だけ足へのダメージがあり、たかが1,000mとはいえ、後半は足が動かなくなります。
また、反発性が少ないためストライドは伸ばしづらいというデメリットもあります。
[ズームストリークLT4編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!
第11位:ナイキ リアクトインフィニティランフライニット2

第11位はリアクトインフィニティランフライニット2です。
怪我ゼロを目指すというコンセプトシューズであるため、やはり速く走れるシューズではありませんでした。
ズームXインヴィンシブルランと並んでジョグ1択のシューズです。
[リアクトインフィニティラン2編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた
第12位:ナイキ ズームXインヴィンシブルラン フライニット

第12位はズームXインヴィンシブルラン フライニットで、圧倒的最下位でした。
このシューズはクッションはMAXでありながら跳ねるような感じもあります。
そのため意外と速く走れるかと思いましたが、沈み込みが強くクッションが邪魔してしまい、全くダメでした。
やはりジョグ1択のシューズです。
[ズームXインヴィンシブルラン編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!
まとめ
1,000mTTは手軽に実施できる上、シューズの性能を検証するのにわかりやすいと思ってこのシリーズを始めました。
今後、新しいシューズで試すたびに更新していきたいと思います。