ナイキのペガサス37とライバルフライ2はどっちがおすすめ?

ナイキのズームペガサス37とズームライバルフライ2は、ナイキのランニングシューズの中で1・2を争う人気のトレーニングモデルです。

レーシングモデルとしてはアルファフライやヴェイパーフライなどの厚底カーボンプレート入りシューズが人気ですが、ペガサスとライバルフライはカーボンプレートの入っていないシューズです。

そのため、レーシング用としては物足りないですが、トレーニング用としては人気のあるシューズです。

実際、私も両方とも持っています。

では、どちらがおすすめかと訊かれると私の答えはこうです。

どっちもあまりおすすめではありません。

とはいえ、全く使えないというわけではなく、あえておすすめするシューズではないという意味です。

また、中・上級者には微妙ですが、初級者・初心者にはむしろおすすめです。

以下、理由を書きますが、まずはスペックを比較しながら解説いたします。

ペガサス37・ライバルフライ2 スペック比較

ペガサス37のスペック

重さ:(26.5cm)263g
アッパー:トランスルーセント+エンジニアードメッシュ
ミッドソール:リアクト
ズームエア:前足部

ライバルフライ2のスペック

重さ:(26.5cm)207g
アッパー:トランスルーセント+エンジニアードメッシュ
ミッドソール:クシュロンLT
ズームエア:前足部

重さ比較

まずは重さですが、同じ26.5cmでペガサス37が263gに対し、ライバルフライ2は207gと大きく異なります。

なお、この重さは使用前のシューズを自己計量したもので、公式なものではありません。

アッパー比較

こちらはどちらもトランスルーセント+エンジニアードメッシュです。

素材だけを表記すると同じですが、ペガサス37の方が通気性は良いです。

単独のトランスルーセントだとフィット感が悪かったり、単独のエンジニアードメッシュだと通気性が良い分だけ冬に使いにくかったりします。

トランスルーセント+エンジニアードメッシュはそれらの欠点を補ってくれますが、逆に重くなったり通気性が悪くなり夏に使いづらいデメリットはあります。

ミッドソール比較

大きく違うのはミッドソールです。

ペガサス37はリアクトなのに対し、ライバルフライはクシュロンLTです。

リアクトは柔らかく、クッション性も反発性もありますが、重量があります。

クシュロンLTは、クッション性はそこそこで反発性はあり、リアクトに比べてかなり軽量です。

また、ミッドソールの厚さ自体、ペガサス37の方があります。

ライバルフライ2は薄底ではありませんが、ペガサス37ほどの厚さはないバランス型です。

ズームエア比較

どちらも前足部に入っている点は同じですが、ペガサス37は従来の倍の量が入っています。

前作のペガサス36はフルレングスでズームエアが入っていましたが、37は中足部から後足部のエアをなくし、それを前に入れた感じです。


ペガサス37をおすすめしない理由

ペガサスシリーズはそもそもジョグ用として私は使っていました。

前作のペガサス36はフルレングスでズームエアが入っており、ミッドソールのクシュロンSTが柔らかく足触りが良く、ジョグ用として最高のシューズでした。

ペガサス37の倍増ズームエアとミッドソールのリアクトへの変更は、スピードを出しやすく意味ではかなりの進化です。

しかし、それをペガサスに求めていない人にとってあまり利点はありません。

また、確かにスピードは出しやすくなったものの、カーボンプレート入りのシューズほどではありません。

つまり、進化のポイントがちょっとズレてしまったことにより、使いにくくなってしまったのです。

ライバルフライ2をおすすめしない理由

このシューズは特徴を訊かれても、あまり答えるところがありません。

正直おすすめする理由もありませんが、おすすめしない理由もない、そんなシューズです。

ペガサス37のおすすめポイント

個人的にあまりおすすめでないことは前述した通りですが、以下のタイプのランナーや用途であればこのシューズはおすすめです。

ペガサス37のおすすめポイント

・カーボンプレートの反発がいらない人
・アルファフライの練習用として使いたい人
・1足であらゆる練習を行いたい人

1つ目はカーボンプレートの反発がいらない人です。

カーボンプレートは反発性が高い反面、しっかりした筋力も要求されます。

その点、ペガサス37はカーボンがない代わりにズームエアの反発があり、クッション性も高いのでカーボンシューズより足には優しい点がプラスです。

2つ目にアルファフライの練習用として履く場合です。

ズームテンポの方がアルファフライの練習用には向いていますが、ペガサス37も作り自体はアルファフライに似ています。

このシューズで速く走るためにはズームエアのついた前足部で着地する必要性があります。

この点が、確実にフォアフットが要求されるアルファフライの練習に向いています。

3つ目は1足であらゆる練習をこなしたい人です。

最も向いている練習用途はスピード練習だと思いますが、ロング走やジョグにも使え、レース以外の用途には対応できます。

1足であらゆる練習をすること自体はおすすめではありませんが、週に1回程度しか走らないファンランナーなら充分です。

リアクトフォームは耐久性もあるため、初心者がまず最初に買う1足としてはおすすめと言えます。

ライバルフライ2のおすすめポイント

ライバルフライ2のおすすめポイント

・機能性より価格を重視している人
・クッション性より軽量さを求める人
・1足であらゆる練習を行いたい人

1つ目は機能性より価格を重視している人です。

高価なナイキのシューズの中では価格が安く、価格的に同レベルのズームグラビティに比べるとはるかに機能性が良いです。

この点を重視するなら、機能的にほとんど変わらない前作の初代ライバルフライの方が良いかもしれません。(アッパーがエンジニアードメッシュに変わるだけ)

2つ目はクッション性より軽量性を求める人です。

26.5cmで207gはトレーニング用にしては軽量です。

かと言ってクッション性がないわけでもないため、クッションはそこそこ欲しいけど、重いのが苦手な人におすすめです。

3つ目はペガサス37と同じく1足であらゆる練習をこなしたい人です。

最も向いている練習用途はロング走だと思いますが、スピード練習やジョグにも使え、初心者ならレース用としても使えます。

まとめ

ペガサス37にもライバルフライ2にも言えるのは、上級者には使いにくいものの初心者・初級者くらいには使いやすいということです。

1足ずつ持っていればあらゆる練習をカバーすることはできるので、入門編としてはおすすめです。

なお、ズームペガサス37について詳しくは「ズームペガサス37レビュー」の記事を、ライバルフライ2について詳しくは「ライバルフライ2レビュー」の記事をそれぞれご覧ください。

また、これらのシューズも含め、1,000mTTによりスピードの出しやすさを様々なシューズで人体実験で検証しています。

詳しくは「1,000mTTでシューズ性能を比較してみた」の記事を参照してください。

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