
ナイキのランニングシューズには、使われているクッション素材などから、大きく分けて5つのシリーズがありますが、それぞれの特徴を大まかに説明します。
エアマックス
最も衝撃吸収力が大きいのがこのシリーズです。ランニングシューズというよりファッションとして履いている方も多いシューズです。
私もこのシリーズは昔から好きで、エアマックス95などはファッションとして履いていました。
初心者向けのシューズと言われていますが、クッションはあってもさすがに重過ぎるので、ランニングシューズとしてはどうかと思います。
フリー
トレーニング用のシューズです。裸足感覚で走れ、足の筋肉を鍛えるというコンセプトシューズです。
ソールが柔軟で軽量で、足の指で地面を掴む感覚が得られ、足そのものを鍛えるのに向いているシューズということですが、私はこのコンセプトに否定的です。
なぜなら、このシューズで鍛える足の部分は速く走るために使う筋肉ではないからです。
実は私は昔このシリーズのシューズを履いていましたが、故障してしまいました。必ずしも100%シューズのせいとは断言できませんが、クッションも反発もないので、硬い路面を走ると脚へのダメージが高いのは間違いないです。
ソールが柔軟という触れ込みですが、硬くてクッションはなく、反発力もないという印象しかありません。良い点はとにかく軽いという点のみ。
設楽悠太選手もジョグで履いているようですが、上級者がジョグに使う感じならありだと思います。
ルナ
ソフトなクッション性と高い反発力という相反する機能を融合させた「ルナロン」というクッショニングを搭載したシリーズです。
ルナスパイダーという上位のモデルを履いたことがありますが、感覚的には反発性はあまり感じず私には合いませんでしたが、このルナのシリーズと、後述するズームのシリーズこそシリアスランナーに向けたシューズです。
しかし、最近はルナロンに変わり、リアクトという新しいクッションが台頭し、おそらくリアクトの方が性能が高いため、ルナシリーズは淘汰されるのではないかと思います。
リアクト
上記の4種類ではない、新しいランニングシューズのシリーズが2018年春に発売されました。エピックリアクトとオデッセイリアクトです。
リアクトはポリウレタン系のミッドソールで、ポリウレタンはゴムのように柔らかく弾力性があるプラスティック素材です。
エピックリアクトもオデッセイリアクトも、このリアクトフォームを全面に使ったシューズです。
リアクトフォームは、後述するズームシリーズにも前述のルナロンクッションに代わる形で使われ始めています。
ズーム
高伸縮繊維素材がソールに使われており、いわゆるバネのような張力を持つ「ズームエア」を搭載しています。このシリーズはかなり種類も多く、シリアスランナーからファンランナーに至るまで、多くのランナーに支持されており、私もその中の1人です。
前述のルナロンや、リアクト・ズームXなどのミッドソールも搭載する多彩なラインナップがズームシリーズにはあります。
ズームシリーズの代表格はヴェイパーフライですが、このシリーズにはそれだけではない魅力的なシューズがたくさんあります。
私はズームシリーズのランニングシューズのラインナップを網羅していますので、その履き心地などを「ナイキズームランニングシューズ徹底レビュー!最新モデルを随時更新」の記事で徹底レビューしていますので興味のある方はご覧ください。