
日本ではあまり馴染みのないブランドですが、「Jaybird」(ジェイバード)というアスリート向けイヤホンブランドの最新版「Jaybird Vista」をジョギング中に私はよく使っています。
今まで使ったランニング用のイヤホンの中で一番良かったのですが、以前使っていた「Jaybird Run」などと比較してレビューいたします。
Jaybird Vistaメリット&使用レビュー


わずか6gという重さ
ケースの薄さ
完全防水(IPX7等級)
シングルイヤホンモードがある
6時間連続再生
「Jaybird Vista」は「Jaybird Run」→「Jaybird Run XT」と進化を遂げています。
2代前の「Jaybird Run」も持っていたので、どう進化したのか上に挙げた5つの特徴ごとに説明いたします。
重さ

まずは片耳わずか6g、両耳で12gという重さです。

こちらは「Jaybird Run」で、数字で見ると微妙な違いですが、耳に着けるとはっきりと違いがわかります。
また、Jaybird Runは耳に着けた際、外に重力が行きがちで何度も外れてしまったことがあります。
イヤーパッドは3種類ついていますが、どれをつけても同じでした。
うまくハマれば落ちませんが、そのポイントを探すのが非常に難しいという印象でした。
ところが「Jaybird Vista」にしてからはこの不安は全くなくなりました。

ロゴマークの部分が左のRunが外に出っ張っているのに対し、右のVistaは真ん中が凹んでいます。
より軽くなったことと合わせ、このあたりの変更が、落とす不安のなくなった要因かと思います。
ケースの薄さ

次にケースの薄さです。
従来の形は丸形のため、携帯するには不向きでしたが、「Jaybird Vista」のケースはよりスリムになったため、ポケットに入れても違和感ないサイズになりました。(左がRun、右がVista)

また、ケースの重さ自体も33gです。

「Jaybird Run」のケースは54gのため、ずいぶん軽くなってます。
私の場合はケースを持ったまま走るということはないのですが、これならポケットに入れてもジョギング程度ならできるレベルです。

なお、マグネット式になっているため、逆さにしても落ちません。
完全防水
これについては「Jaybird Run」のころから対応でしたが、やはりスポーツ用イヤホンなら完全防水が安心です。
防水レベルを示す「IPX7」という等級は、水深1mに30分沈めても浸水しないとうレベルです。
一般的に「耐水」と言われているのは「IPX4」とか「IPX5」くらいで、それでも使用するのに問題はないかと思います。
しかし、「IPX7」であれば洗うことができるというのが最大のメリットです。
実際30分浸したことはありませんが、ジャブジャブ洗っても何の問題もありませんでした。
シングルイヤホンモードがある
片耳で聴くモードのことです。
ただ片方はずして聴くのとは違います。
例えば左だけを装着している場合、本来なら右だけで聴こえる音も左だけで聴くことがで可能です。
外からの音を遮断したくない時に便利な機能です。
6時間連続再生
フル充電で6時間連続再生ができます。
充電ケースを使えば+10時間可能なので、2泊3日くらいなら充電器なしで出かけられます。
「Jaybird Run」は4時間+8時間だったのでかなり長くなりました。
なお、5分の高速充電で1時間再生もできます。
Jaybird Vistaデメリット
以下はJaybird Vistaのデメリットや他社製品と比べて残念なところです。
ノイズキャンセリング機能がない
かなりの人混みでは音飛びする
価格の高さ
ノイズキャンセリング機能とは周囲の騒音を消して音楽だけが聴こえる機能ですが、この機能がありません。
ランニング中に使うだけであれば、むしろ外の音が聞こえた方がいいかもしれませんが、日常使いもしたい方には欲しい機能でしょう。
次に人混みで音飛びすることです。
ただ、乗車率200%くらいの電車内なら全く問題ありませんでした。
ほぼ身動きできないほどの満員電車で音飛びしましたが、ランニング中に使用するだけなら飛ぶことはまずありません。
最後は価格です。
さすがに高機能だけに価格が高いのが難点です。
しかし、私は3万円以上の定価で購入しましたが、最近は発売から半年以上経っていることもあって2万円くらいで購入できるようです。
川内選手も使ってる?
川内優輝選手の2019年度のスポンサーだったようで、川内選手もこんなツイートをしていました。
普段から音楽を聴きながら走っているというイメージはありませんが、ロングジョグの時には使っているんでしょうかね?
まとめ
Jaybird Vistaはランニング時にのみ使用するのであればかなりおすすめです。
しかし、普段使いも兼ねるということであれば、AirPods Proの方がいいかな?とも思います。
こちらの防水機能はIPX4の耐水程度ですが、ノイズキャンセリング機能は抜群です。